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2018.10.06

ボーカリストは別言語??

ちょっと変わった題名になってしまいましたが、今日はボーカルと他の楽器の演奏者の意識の違いを書いていこうと思います。

これはボーカルの方でもある程度ライブやセッションをしている方だと思い当たるフシがあると思いますが、音楽のパートの中でボーカルというのは一番ポピュラーであるにもかかわらず一番変わっている側面があります。

例えば、他の楽器に関してはその持っている楽器が音を出すのですが、ボーカルは唯一自分自身が楽器という所です。

通常演奏者は自身の楽器についてより知ろうとしますし、その周辺の道具に関しても詳しくあろうとします。ボーカリストは自身の楽器は自分の身体ですから他の演奏者と同じく楽器(身体)について知ろうとする部分までは一緒です。ところが他の楽器の演奏者が自身の楽器に関係ある道具などにより詳しいのに対し、ボーカルはそこまでではありません。

どうやら自分の身体と道具の間には大きな意識の隔たりがあるようです。

また、通常の楽器の場合最初は音を出すところの練習から初めますが、ボーカルは元々(上手い下手は別として)歌えるところから出発します。みなさん何も練習しなくてもカラオケで何気なく歌っていると思いますが、他の楽器だとそうは行きません。合わせるまでに数ヶ月~数年かかります。

楽器を弾く場合、ただ弾くだけではなく理論や仕組みを知らなければいけないので自然に音楽的な知識も身についていきますし、道具(ギターで言えばエフェクターだったり、バイオリンで言えば弓など)によって音色が変わる場合もあるので道具にも詳しくなります。

そもそもキーボードやエレキギターのようにアンプやケーブルがなければろくに音も響かない楽器もありますがボーカルは身一つあればなんとかなります。
「マイクという道具があるのでは?」という声も聞こえてきそうですが、マイクはライブハウスやスタジオすべて完備されているのでわざわざ自分のマイクを買うという発想すらない人がほとんどです。

なので例えばバンドを組んだ時に知識の無さから肩身の狭い思いをするのもボーカルが多いです。
スタジオ練習の際に
「今のBメロの3小節のところのAmの部分だけどそこってキーボードのテンション何弾いてる?なんか不協和音が出ているように感じるんだけど・・・」
といった言葉もボーカルの人の場合。

「なんか今の◯◯(歌詞)のところ、なんか気持ち悪いんですけど・・・」

となります。他の演奏者は歌詞で言われても意外にわかってないので「??」となります。

バンドしている方で心当たりのあるボーカルの方がいれば音楽用語や他の楽器に興味をもつとメンバー内のコミュニケーションが上手くいきますよ。

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